【問27】ハラスメントアドバイザー 練習問題|性的指向のアウティング
セクハラ・マタハラなどの理解 問7/20難易度B(標準)
問題文
社員Eは、信頼する上司にだけ、自分の性的指向を打ち明けた。上司は、Eに無断で、チームの他のメンバーにその内容を伝えた。この対応に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.チームの理解を深める目的で伝えたのであれば、本人の了解がなくても、問題のない対応である
- 2.性的指向という機微な個人情報を本人の了解なく暴露する行為で、個の侵害としてパワーハラスメントに当たり得る
- 3.上司は部下の個人情報を管理する立場にあるので、業務上の判断により共有する権限を持っている
- 4.すでに職場で噂になっていた場合は、本人の了解がなくても、事実として共有してよい
解説
正解は2。労働者の性的指向・性自認や病歴、不妊治療などの機微な個人情報を、当該労働者の了解を得ずに他の労働者に暴露することは、指針が個の侵害の該当例として挙げている。本人の同意なく性的指向を第三者に伝えるいわゆるアウティングがこれに当たる。1は誤り。善意や理解促進の目的があっても、本人の了解がなければ許されない。3は誤り。管理職であっても、本人の了解なく機微な個人情報を共有する権限はない。4は誤り。すでに噂になっていても、本人に確認せず事実として伝えることは正当化されない。事業主は、こうした情報がプライバシーとして保護されることを周知・啓発する必要がある。