【問4】DXパスポート試験 練習問題|レガシーシステムと技術的負債
DX総論 問4/20難易度B(標準)
問題文
システム開発や運用の分野でいう「技術的負債」の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.システムの開発費用を金融機関からの借入金で賄い、返済が完了するまで元本と利息を支払い続けている状態
- 2.システムの導入にかかった費用を数年に分けて費用として計上し、帳簿の上では会計上の資産として残っている状態
- 3.最新技術の導入に必要な投資額が自社の予算を上回り、新しいシステムの開発に着手したくてもできずにいる状態
- 4.目先の都合で場当たり的に構築や改修を重ねた結果、将来の保守や改修に余分な費用と手間がかかり続ける状態
解説
正解は4。技術的負債とは、短期的な都合を優先してシステムを構築・改修した結果、将来の保守や改修に余計な費用と手間がかかるようになった状態を、金融の負債にたとえた言葉である。経済産業省の「DXレポート」(2018年)でも、既存システムが複雑化・ブラックボックス化して保守運用費が高騰し、新たな投資に資金や人材を振り向けにくくなる問題が指摘されており、技術的負債はレガシーシステムの課題を説明する際に使われる。1は誤り。借入金や利息を指す財務上の負債の説明であり、技術的負債とは意味が異なる。2は誤り。費用の計上や償却に関する会計処理の説明であり、技術的負債とは関係がない。3は誤り。予算不足で新規開発に着手できない状態を述べたもので、過去の構築・改修の結果として生じる負担を指す技術的負債の説明にはならない。