【問183】賃貸不動産経営管理士 練習問題|アセットマネジメントとプロパティマネジメントの違い
賃貸業への支援業務(税・保険・証券化) 問13/15難易度B(標準)
問題文
不動産投資の場面におけるアセットマネジメントとプロパティマネジメントの役割の分担に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.アセットマネジメントは個別の建物についての日常的な維持管理や賃料の集金といった現場の実務を担い、プロパティマネジメントは投資家に代わって投資の判断を行う。
- 2.アセットマネジメントは投資家の委託を受けて資産の取得・運用・売却の判断を行い、プロパティマネジメントはその方針のもとで個別物件の管理運営を担う。
- 3.プロパティマネジメントを行う会社は投資家に対してのみ報告を行えば足り、アセットマネジメントを行う会社に対して報告を行う必要はない。
- 4.両者は呼称が異なるだけで担う内容に差はなく、いずれも投資家からの資金の調達を主たる役割とするものである。
解説
正解は2。アセットマネジメントは、投資家から委託を受けて資金運用の計画を立て、対象不動産の選定と取得、運用方針の決定、売却までを含む資産全体の運用を担う。これに対しプロパティマネジメントは、アセットマネジメントが定めた運用方針のもとで、入居者の募集、賃料の収受、建物の維持管理や修繕の実施など、個別の不動産の管理運営を実際に行う。1は誤り。担い手の説明が入れ替わっている。現場の管理運営を行うのがプロパティマネジメントであり、投資の判断を行うのがアセットマネジメントである。3は誤り。プロパティマネジメントを行う会社は、委託者であるアセットマネジメント会社に対して管理の状況や収支を報告する責任を負い、その報告は投資判断の基礎資料となる。4は誤り。両者の役割は明確に異なり、資金の調達そのものを担うわけでもない。誰から委託を受け誰に報告するのかという関係を押さえると整理しやすい。