【問162】賃貸不動産経営管理士 練習問題|広告開始時期の制限
入居者の募集と広告規制 問7/15難易度B(標準)
問題文
工事が完了していない賃貸住宅について入居者募集の広告を行う時期の制限に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.建築確認を受ける前は、建築工事中の賃貸住宅について入居者を募集する広告を行うことができない。
- 2.広告開始時期の制限は売買および交換に係る広告に限られ、貸借に係る広告には及ばない。
- 3.広告開始時期の制限に違反しても、実際に入居者が決まらなかったときは監督処分の対象とならない。
- 4.建築確認の申請中である旨を明示していれば、確認を受ける前でも募集広告を開始することができる。
解説
正解は1。宅地建物取引業者は、宅地の造成または建物の建築に関する工事の完了前においては、当該工事に関し必要とされる開発許可、建築確認その他政令で定める許可等の処分があった後でなければ、当該工事に係る宅地または建物について、その売買その他の業務に関する広告をしてはならない(宅地建物取引業法33条)。したがって建築確認を受ける前に入居者募集の広告を出すことは許されない。2は誤り。広告開始時期の制限は売買と交換だけでなく貸借に関する広告にも及ぶ。これに対し契約締結時期の制限(同法36条)は売買と交換を対象とし、貸借の媒介や代理はその対象外とされており、両者の適用範囲が異なる点に注意を要する。3は誤り。制限に違反した広告を行った事実があれば、契約が成立したかどうかや損害が生じたかどうかにかかわらず違反となり、指示処分や業務停止処分の対象となり得る。4は誤り。申請中である旨を明示しても広告を開始することはできない。