【問149】賃貸不動産経営管理士 練習問題|エレベーターの保守契約
建物の維持保全と設備 問19/25難易度B(標準)
問題文
賃貸住宅の貸主Aから設備の管理を受託した管理業者Bが、エレベーターの保守契約についてAに説明する内容として、最も適切なものはどれか。
- 1.POG契約は、定期点検に加えて経年により劣化した部品の取替えや修理までを契約金額に含んでいる。
- 2.フルメンテナンス契約は定期点検に加えて部品の取替えや修理を含むため、月々の費用は高くなる。
- 3.フルメンテナンス契約では、かご内の意匠の変更や乗場の扉の塗装に関する工事まで当然に契約の範囲に含まれる。
- 4.POG契約は契約金額が定額であるため、経年後も追加の費用が生じることはないとされている。
解説
正解は2。エレベーターの保守契約には、フルメンテナンス契約とPOG契約がある。フルメンテナンス契約は、定期点検や消耗品の交換に加え、劣化した部品の取替えや修理までを含む契約であり、月々の保守料は高くなるものの、突発的な出費が生じにくく予算の管理がしやすいという特徴がある。3は誤り。フルメンテナンス契約であっても、かご内の内装や意匠の変更、乗場の扉および三方枠の塗装、乗場の床の修理などは通常は契約の範囲から除かれる。1および4は誤り。POG契約は、定期点検と消耗品すなわちパーツ、オイル、グリースの供給までを内容とし、それ以外の部品の取替えや修理は別途費用となる。契約金額は低く抑えられるが、経年に伴って修理の費用が増加していくため、長期的な負担の見通しを立てて選択する必要がある。両者の違いは、契約に含まれる範囲と費用の生じ方の二点で整理すると判断しやすい。