【問148】賃貸不動産経営管理士 練習問題|防火管理者を選任する義務
建物の維持保全と設備 問18/25難易度B(標準)
問題文
賃貸住宅の所有者Aが所有する共同住宅における防火管理者の選任に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.防火管理者を定める義務を負うのは建物の管理を受託した管理業者であり、所有者であるAは義務を負わない。
- 2.防火管理者を選任したときは、その旨を建築主事に届け出なければならないものとされている。
- 3.共同住宅においては収容人員にかかわらず、常に防火管理者を選任しなければならないとされている。
- 4.防火管理者は消防計画を作成し、これに基づく消火、通報および避難の訓練の実施等を行う。
解説
正解は4。消防法は、一定の防火対象物について、その管理について権原を有する者に防火管理者を定めさせ、消防計画の作成、当該計画に基づく消火、通報および避難の訓練の実施、消防用設備等の点検および整備、火気の使用または取扱いに関する監督などの業務を行わせることを義務づけている。1は誤り。防火管理者を定める義務を負うのは管理権原者であり、建物の所有者や賃貸人がこれに当たる。管理業務を委託していても、管理権原者としての義務が当然に管理業者へ移転するものではない。2は誤り。防火管理者を定めたときおよび解任したときは、遅滞なくその旨を所轄の消防長または消防署長に届け出なければならない。届出先は建築主事ではない。3は誤り。共同住宅は非特定防火対象物であり、収容人員が50人以上のものについて防火管理者の選任が必要となる。管理業者としては、Aが選任義務を果たしているかを確認し、訓練の実施等に協力する立場にある。