【問141】賃貸不動産経営管理士 練習問題|通気管を設ける趣旨
建物の維持保全と設備 問11/25難易度B(標準)
問題文
排水設備に設けられる通気管の機能に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.通気管は排水を速やかに流すことのみを目的とする管であり、トラップの封水の保持とは関係がない。
- 2.伸頂通気管とは、排水立て管の最下部から分岐して屋外の地中へ導かれる管をいう。
- 3.通気管の末端は、居室の窓や換気口の直近に設けることが望ましいとされている。
- 4.通気管は排水管内の圧力の変動を緩和し、トラップの封水が失われることを防ぐ役割をもつ。
解説
正解は4。排水が立て管を流下すると、管内の空気が引き込まれたり圧縮されたりして圧力が変動し、この圧力変動によってトラップの封水が吸い出され、あるいは押し出されて破封が生じる。通気管は管内へ空気を補給し、または排出することで圧力を大気圧に近づけ、封水の保持を確実にするとともに、排水の流れを円滑にする役割を果たす。したがって1は誤りである。2は誤り。伸頂通気管は、排水立て管の最上部をそのまま延長して大気に開放するものであり、通常は屋上等で開口させる。立て管の下部から取り出すものではない。3は誤り。通気管の末端を窓や換気口の近くで開口させると、排水管内の臭気が室内へ取り込まれるおそれがあるため、これらの開口部から十分に離れた位置に設けなければならない。通気管は、トラップの封水と一体の仕組みとして理解しておくと出題に対応しやすい。