【問138】賃貸不動産経営管理士 練習問題|建物への給水方式の分類
建物の維持保全と設備 問8/25難易度B(標準)
問題文
建物への給水方式の分類とそれぞれの特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.直結増圧方式は、受水槽にいったん水を貯めたうえで増圧ポンプにより各住戸へ送水する方式である。
- 2.高置水槽方式では、受水槽の水を各住戸へ直接圧送するため、屋上に水槽を設ける必要がない。
- 3.水道直結直圧方式は水道本管の水圧をそのまま利用するもので、受水槽も高置水槽も設けない。
- 4.受水槽方式は、断水や停電が生じた場合に直ちに給水が止まる点が最大の短所であるとされている。
解説
正解は3。水道直結直圧方式は、配水管すなわち水道本管の水圧をそのまま利用して各住戸へ給水する方式であり、受水槽も高置水槽も用いない。水が滞留しないため水質の面で有利で維持管理の負担も小さいが、必要な水圧を確保できる階数や規模に限りがあり、水道事業者が定める基準に従うことになる。1は誤り。直結増圧方式は受水槽を設けず、配水管から引き込んだ水を増圧給水ポンプで加圧して各住戸へ供給する方式である。2は誤り。高置水槽方式は、受水槽に貯めた水を揚水ポンプで屋上等の高置水槽へ揚げ、重力によって各住戸へ給水する方式であり、屋上等に水槽を設けることが前提となる。なお、受水槽の水を加圧ポンプで直接各住戸へ送るのはポンプ直送方式である。4は誤り。受水槽を用いる方式は水を貯留するため、断水や停電の際にも貯留分の給水を継続できる点が長所であり、他方で水質管理の負担が大きい点が短所となる。方式ごとに受水槽と高置水槽の有無を整理すると、選択肢の入替えに惑わされずに判断できる。