【問136】賃貸不動産経営管理士 練習問題|屋上防水と漏水の原因
建物の維持保全と設備 問6/25難易度B(標準)
問題文
賃貸住宅における防水の方法と雨水の浸入の原因に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.陸屋根の屋上に設けられたルーフドレンに落葉や土砂が詰まっても、雨水の浸入の原因になることはない。
- 2.アスファルト防水は施工後の点検を要しないとされ、防水層の劣化を前提とした改修の計画も不要である。
- 3.傾斜屋根は雨水が流れやすいため、屋根表面の塗膜の劣化や下地の腐食が生じることはないとされる。
- 4.外壁のひび割れやサッシまわりのシーリング材の劣化は、室内への雨水の浸入の原因となりうる。
解説
正解は4。雨漏りの経路は屋上や屋根の防水層の破断に限られず、外壁のひび割れ、シーリング材の劣化や剥離、サッシまわりや笠木などの取合い部の隙間からも生じる。このため、漏水の申出を受けた管理業者は、上階の給排水管からの漏水や結露の可能性も含め、原因の特定を先行させる必要がある。1は誤り。ルーフドレンが詰まると屋上に雨水が滞留し、立上りを越えたり防水層の弱点から浸入したりするため、定期的な清掃が欠かせない。2は誤り。アスファルト防水は信頼性の高い工法であるが、他の工法と同様に紫外線や温度変化により経年で劣化するため、定期的な点検と計画的な改修が必要である。防水の工法にはこのほかシート防水や塗膜防水がある。3は誤り。傾斜屋根も塗膜の劣化や下地材の腐食、金属部分の発錆が進行するため、塗替えや葺替えの検討が必要となる。漏水は入居者からの苦情のうちでも初動が重要な類型であり、原因箇所と責任の所在の切分けが問われる。