【問129】賃貸不動産経営管理士 練習問題|表面利回りと実質利回りの算出
金銭の管理と会計 問19/20難易度C(難しい)
問題文
貸主Aは購入価格8000万円で賃貸アパートを取得した。年間の賃料収入は640万円、年間の運営経費は160万円である。表面利回りおよび実質利回り(年間賃料収入から年間運営経費を控除した額を購入価格で除して求めるものとする)の組合せとして正しいものはどれか。なお、その他の費用は考慮しない。
- 1.表面利回りは8%であり、実質利回りは6%である。
- 2.表面利回りは8%であり、実質利回りは2%である。
- 3.表面利回りは6%であり、実質利回りは8%である。
- 4.表面利回りは6%であり、実質利回りは2%である。
解説
正解は1。表面利回り(グロス利回り)は、年間の賃料収入を投資額で除して求める指標であり、640万円÷8000万円=0.08、すなわち8%となる。運営経費を考慮しない簡便な指標であるため、複数の物件を大まかに比較する場面で用いられる。これに対し実質利回り(ネット利回り)は、年間の賃料収入から管理委託費・修繕費などの年間運営経費を控除した純収益を投資額で除して求めるもので、(640万円-160万円)÷8000万円=0.06、すなわち6%となる。実際の手取りに近い収益力を示すため、投資判断ではこちらが重視される。2は運営経費の額をそのまま購入価格で除した数値であり、3は表面利回りと実質利回りを取り違えたもの、4はいずれの数値も誤っている。運営経費が生ずる以上、実質利回りが表面利回りを上回ることはないという関係を理解しておくと、選択肢を素早く絞り込むことができる。