【問127】賃貸不動産経営管理士 練習問題|複式簿記における借方と貸方
金銭の管理と会計 問17/20難易度B(標準)
問題文
複式簿記の基本的な考え方および仕訳における借方と貸方への記入に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.借方は仕訳の右側を、貸方は左側を指し、資産の増加は貸方に記入することとされている。
- 2.資産の増加および費用の発生は借方に、負債の増加および収益の発生は必ず貸方に記入する。
- 3.複式簿記では一つの取引を一面からのみ記録するため、借方と貸方の金額が一致しないことがある。
- 4.敷金を預かったときは、預かった側の帳簿では資産の増加のみを記録し、負債は計上しない。
解説
正解は2。複式簿記は、一つの取引を原因と結果という二つの側面からとらえ、借方と貸方に分けて記録する方法である。記入のルールは、資産の増加と費用の発生を借方に、負債の増加・純資産の増加・収益の発生を貸方に記入するというものであり、これにより仕訳の借方合計と貸方合計は常に一致する(貸借平均の原理)。1は誤り。借方が左側、貸方が右側であり、資産の増加は借方に記入する。3は誤り。複式簿記は取引を二面から記録するものであって、この点で単式簿記と異なり、借方と貸方の金額は必ず一致する。4は誤り。管理業者が借主から敷金を預かったときは、現金・預金という資産の増加を借方に記入するとともに、返還義務を表す預り金(預り敷金)という負債の増加を貸方に記入する。たとえば家賃10万円が預金口座に入金されたときは、借方に普通預金10万円、貸方に受取家賃10万円と仕訳する。左右のどちらに記入するかは、資産と費用は借方、と押さえておくとよい。