【問88】賃貸不動産経営管理士 練習問題|賃貸住宅標準契約書の位置づけ
賃貸借契約と借地借家法 問23/25難易度B(標準)
問題文
国土交通省が公表している賃貸住宅標準契約書の性格に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.賃貸住宅標準契約書を用いることは、賃貸人に対して法律上義務づけられている。
- 2.標準契約書と異なる内容を定めた契約条項は、その部分が当然に無効となってしまう。
- 3.標準契約書は国が示すひな形であり、これを用いるかどうかは当事者の任意である。
- 4.標準契約書は定期建物賃貸借専用のもので、普通建物賃貸借に用いることはできない。
解説
正解は3。賃貸住宅標準契約書は、賃貸借契約をめぐる紛争を未然に防止する観点から国土交通省が作成・公表しているひな形(モデル契約書)であり、法令そのものではないから、その使用は当事者の任意に委ねられている。1は誤り。使用を強制する法令上の規定はない。2は誤り。標準契約書は法規範ではないため、これと異なる特約であっても、強行規定や公序良俗に反しない限り有効である。4は誤り。普通建物賃貸借を想定した様式のほか、定期建物賃貸借に対応した様式なども別に公表されている。連帯保証人の極度額を記載する欄が設けられていること、原状回復に関するガイドラインの考え方が反映されていることもあわせて押さえたい。