【問84】賃貸不動産経営管理士 練習問題|保証人に対する情報提供
賃貸借契約と借地借家法 問19/25難易度C(難しい)
問題文
賃借人の保証人に対して債権者である賃貸人が負う情報提供に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.債権者は、保証人からの請求がなくても、定期的に主たる債務の履行状況を報告しなければならない。
- 2.履行状況に関する情報の提供は、委託を受けないで保証をした者に対しても義務づけられる。
- 3.委託を受けた保証人から請求があったときは、債権者は履行状況の情報を提供する義務を負う。
- 4.賃借人が期限の利益を失った場合でも、個人の保証人にその旨を通知する必要はない。
解説
正解は3。民法458条の2は、主たる債務者の委託を受けて保証をした者から請求があったときは、債権者は遅滞なく、主たる債務の元本及び利息・違約金・損害賠償その他その債務に従たる全てのものについての不履行の有無、並びにこれらの残額及びそのうち弁済期が到来しているものの額に関する情報を提供しなければならないと定める。1は誤り。この義務は保証人の請求があってはじめて生じるもので、定期的な報告義務ではない。2は誤り。対象は委託を受けた保証人であり、委託を受けないで保証をした者は含まれない。4は誤り。民法458条の3により、主たる債務者が期限の利益を喪失したときは、債権者は個人の保証人に対し、これを知った時から2か月以内にその旨を通知しなければならず、怠ると期間中の遅延損害金を請求できない。