【問159】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|BCPの見直し
自然災害と事業継続 問19/20難易度B(標準)
問題文
P社は、昨年策定したBCPに基づく図上演習を実施したところ、連絡網の一部に退職者が残っていることや、代替拠点の収容人数が不足することが判明した。その後のP社の対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.課題は記録するにとどめ、BCPの改訂は次の大きな組織変更があるまで行わない
- 2.課題の原因は担当者個人にあるとして処分を行えば、計画自体の見直しは不要と判断する
- 3.課題を整理して改善策と担当・期限を決めてBCPに反映し、組織や拠点の変更時にも見直す
- 4.計画の改訂は経営層だけで決め、現場には新しい版を配付するだけで教育は行わない
解説
正解は3。訓練や演習で見つかった課題は、改善策と担当者・期限を決めて計画に反映することで初めて価値を持つ。BCPは、策定して終わりではなく、訓練や点検の結果、組織変更、拠点や取引先の変更、事業内容の変化などに応じて継続的に見直すものである(内閣府の事業継続ガイドラインにおける事業継続マネジメントの考え方)。1は課題を放置して改訂を先送りする点が誤り。2は課題の原因を個人の責任に帰し、仕組みの改善を行わない点が誤り。4は改訂後の内容を現場に教育せず、実際に使える計画にならない点が誤りである。