【問155】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|サプライチェーンの寸断
自然災害と事業継続 問15/20難易度B(標準)
問題文
N社の主力製品に使う部品は、特定の1社からのみ調達しており、その工場が被災すると生産が止まるおそれがある。N社の対策として最も適切なものはどれか。
- 1.調達先を複線化して代替先を事前に確保し、重要部品の安全在庫を積み増して切替手順を定める
- 2.調達先の1社との取引量をさらに増やして関係を強化し、被災しないことを前提に運営する
- 3.被災が起きてから複数の調達先を探すこととし、平常時はコスト削減のため在庫を最小化する
- 4.自社の工場の耐震化に専念し、調達先の被災リスクは調達先の責任として検討しない
解説
正解は1。特定の1社に調達を依存すると、その工場が被災したときに自社の生産も止まる。事前に代替の調達先を確保して調達先を複線化し、重要部品の安全在庫を積み増し、供給途絶時に切り替える手順を定めておくことが、サプライチェーン寸断への基本的な対策である。2は依存をさらに深め、被災しないことを前提にしており不適切。3は被災後に調達先を探すため復旧までの時間が長引き、平常時の在庫最小化も途絶に弱い。4は自社の耐震化だけでは調達先の被災を防げず、BCPは取引先の被災も想定すべきという考え方に反する。