【問153】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|風水害とタイムライン
自然災害と事業継続 問13/20難易度B(標準)
問題文
沿岸部に工場を持つM社は、台風の接近に備え、上陸の数日前から行う対応を時間の流れに沿って整理した計画を作ることにした。この計画の名称と考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.ハザードマップ。被害の想定範囲を地図に示した資料であり、事前の行動の時期までは定めない
- 2.タイムライン。風水害は事前に進路などを予測できるため、時間軸に沿って実施事項と担当を決める
- 3.初動対応マニュアル。被災後に初めて開く手順書であり、事前に行う対応は扱わない
- 4.安否確認訓練。従業員の連絡先を確認する訓練であり、設備の保全や操業停止の判断は含まない
解説
正解は2。台風や豪雨による風水害は、気象情報によって進路や降水量をある程度事前に予測できる点で、突発的な地震と異なる。この特性を生かし、災害の発生を前提に、いつ、誰が、何をするかを時系列で整理しておく事前行動計画をタイムラインという。設備の保全、操業停止の判断、従業員の出勤の可否や帰宅の時期などを、段階ごとに定めておく。1のハザードマップは被害の想定を示す地図であり、行動の計画ではない。3は事後の対応を中心とする手順書で、事前の行動を扱う計画ではない。4は安否確認の訓練であり、計画の名称と内容が合わない。