【問144】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|事業影響度分析と重要業務
自然災害と事業継続 問4/20難易度B(標準)
問題文
J社は、BCPの策定にあたり、各業務が停止したときの売上の減少や取引先への影響を時間の経過とともに分析し、優先して継続・復旧する業務を決めることにした。この分析の名称と目的の組合せとして、最も適切なものはどれか。
- 1.リスクマップの作成で、災害の発生可能性が高い順に、全業務を同じ水準で復旧させる
- 2.内部監査の実施で、BCPの文書が社内の規程どおりに作成されているかを確認する
- 3.事業影響度分析(BIA)で、業務停止の影響を評価して重要業務や目標復旧時間を決める
- 4.ストレステストで、従業員の災害時の対応能力を個人ごとに点数化して評価する
解説
正解は3。事業影響度分析(BIA)は、業務が停止したときに事業にどのような影響が、どの程度の時間で生じるかを分析する手法で、その結果をもとに、優先して継続・復旧する重要業務と目標復旧時間(RTO)を決める。BCP策定の出発点となる。1はリスクマップの説明であり、業務を同じ水準で復旧させるとする点がBIAの考え方と逆である。2は内部監査の説明で、BCPの重要業務を決める手法ではない。4は個人の能力の点数化であり、業務の停止による影響の分析とは無関係である。