【問140】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|取引先の品質不正への対応
情報漏えい・労務・製品事故 問20/20難易度B(標準)
問題文
H社の主要な仕入先I社が、品質検査データの改ざんを行っていたと報道された。I社の部品はH社の製品にも使われている。H社の対応として最も適切なものはどれか。
- 1.I社の不祥事であり自社には責任がないので、顧客への説明も報道への対応も行わない
- 2.I社との契約を直ちに解除し、I社の部品を使った自社製品への影響確認は行わない
- 3.責任を明確にするため、I社に事実関係の報告だけを求め、自社内での調査は行わない
- 4.I社から報告を受けつつ、自社製品への影響を調査し、顧客への説明と代替調達を検討する
解説
正解は4。取引先の不祥事は、自社の製品やサービスの品質、信用にも波及するため、自社の問題として対応する必要がある。取引先から事実関係の報告を受けるとともに、自社製品への影響範囲を自ら調査し、顧客や関係者へ説明し、供給が止まる場合に備えた代替調達も検討する。1は顧客への説明責任を果たさず、信頼を損なう。2は契約解除を急ぐあまり、影響の確認を怠っており不適切。3は取引先任せで、自社の品質保証責任を果たしていない。平時から取引先の選定基準や監査、契約での遵守義務の定めを整えておくことも重要である。