【問119】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|契約書の暴排条項
企業不祥事と法令違反 問19/20難易度B(標準)
問題文
A社は新規の取引先との契約書を作成するにあたり、暴力団排除条項(暴排条項)を盛り込むことにした。条項の内容として、最も適切なものはどれか。
- 1.取引先が反社会的勢力と判明しても、契約期間の満了までは解除できないと定める
- 2.解除によって取引先に損害が生じた場合は、A社が賠償する責任を負うと定める
- 3.反社会的勢力でないことを表明・確約させ、違反時は催告なしに解除できると定める
- 4.反社会的勢力と判明した場合でも、解除の前に是正を求める催告を必須とする
解説
正解は3。暴力団排除条項は、取引の相手方が暴力団などの反社会的勢力でないことを表明・確約させ、これに違反した場合や、相手方が不当要求などを行った場合に、催告なしに契約を解除できると定める条項である。政府の指針も、契約書や取引約款への導入を求めている。多くの都道府県の暴力団排除条例でも、契約時に相手方を確認することや、暴排条項を盛り込むことが事業者の努力義務とされている。1は誤り。判明後も解除できないとすれば、関係遮断ができない。2は誤り。相手方の損害を賠償する旨は、条項の趣旨に反する。4は誤り。催告を必須にすると、速やかな関係遮断が妨げられる。