【問96】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|相手別の伝え方
危機管理広報 問16/20難易度B(標準)
問題文
食品メーカーのA社が、自社製品の安全性に関わる問題を公表することになった。ステークホルダーへの伝え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.消費者への安全情報を最優先し、取引先や行政など相手に応じた内容を整理して伝える
- 2.株価への影響を避けるため、株主への説明を最優先とし、消費者向けの案内を後回しにする
- 3.報道機関への説明を先に行い、取引先や従業員には報道を見て各自で判断してもらう
- 4.相手の立場にかかわらず、全員に同一の文面を送り、個別の問合せには応じない
解説
正解は1。安全に関わる問題では、被害や不安が及ぶ消費者に、使用の中止や問い合わせ先など安全のための情報を最優先で伝える。そのうえで、取引先(回収や販売停止への協力)、従業員、株主、行政など、相手の関心と必要な情報に応じて内容を整理し、矛盾がないように伝える。2は誤り。株価への配慮を優先して消費者への案内を後回しにすると、被害が拡大するおそれがある。3は誤り。取引先や従業員は、報道で知るのではなく、直接説明を受ける立場である。4は誤り。ステークホルダーごとに知りたい内容が異なるため、同一の文面で個別の問合せを拒むと、不安や不信が残る。