【問90】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|オフレコ取材の注意点
危機管理広報 問10/20難易度B(標準)
問題文
不祥事の取材が続くなか、広報担当のBさんは、親しい記者に「オフレコで」と前置きして社内の内部情報を話そうと考えている。この対応に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.「オフレコ」と伝えた時点で、報道することは法律上禁止され、情報が出る心配はない
- 2.オフレコであれば、公式見解と異なる内容を話しても、自社への影響は生じない
- 3.オフレコは記者との信頼に基づく取り決めで、守られる保証はなく、報じられて困る内容は話さない
- 4.話し終えたあとに「今の話はオフレコ」と伝えれば、遡って報道を控える義務が生じる
解説
正解は3。オフレコ(非公式の取材)は、記者が内容を報道しないという信頼に基づく取り決めであり、法的な拘束力はない。取材の経過や記者の判断、他社の取材の進展などで、情報が表に出る可能性がある。報じられて困る内容は、オフレコと伝えても話すべきではない。1は誤り。報道を禁じる法律上の効力はなく、情報が出る心配がないとはいえない。2は誤り。公式見解と異なる内容が表に出れば、一貫性を欠き、自社への不信につながる。4は誤り。オフレコは話す前に相手の了解を得て成立するものであり、話した後の申し出では相手を拘束できない。