【問86】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|会見の登壇者の選定
危機管理広報 問6/20難易度B(標準)
問題文
食品メーカーのA社は、自社製品への異物混入により複数の消費者に健康被害が出たため、記者会見を開くことにした。登壇者の選び方として、最も適切なものはどれか。
- 1.最終的な責任を負う経営トップが出席し、事実関係を説明できる担当役員も同席させる
- 2.広報担当者が単独で対応し、経営トップは後日の書面による謝罪にとどめる
- 3.法的な責任を避けるため、弁護士のみを登壇させ、法的見解を中心に説明する
- 4.現場の製造担当者のみを登壇させ、経営陣は会見の質疑に加わらない形にする
解説
正解は1。重大な健康被害を伴う事案では、最終的な責任を負う経営トップが自ら説明し、謝罪することが、組織として責任を引き受ける姿勢を示すうえで重要である。あわせて、事実関係や技術的な点に答えられる担当役員等を同席させ、質問に的確に答えられる体制にする。2は誤り。広報担当者のみでは責任の所在が見えず、トップの不在が批判を招く。3は誤り。法的な見解だけを述べる姿勢は、被害者や社会への配慮を欠くと受け取られる。4は誤り。現場担当者のみが登壇すると、責任を現場に転嫁したように見える。