【問79】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|不祥事対応のプリンシプル
危機管理体制の構築 問19/20難易度C(難しい)
問題文
日本取引所自主規制法人が公表した「上場会社における不祥事対応のプリンシプル」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.不祥事の予防策の策定を主な目的としており、不祥事の発生後の対応については何も定めていない
- 2.法令と同様の強制力をもつ規則であり、上場会社に第三者委員会の設置を一律に義務づけている
- 3.根本原因の解明、調査の独立性の確保、実効性ある再発防止策、迅速かつ的確な情報開示を原則とする
- 4.不祥事が起きた場合には、原因の調査が終わるまで一切の情報開示を控えるべきだとしている
解説
正解は3。日本取引所自主規制法人が2016年2月に公表した「上場会社における不祥事対応のプリンシプル」は、不祥事の根本的な原因の解明、第三者委員会を設ける場合の独立性・中立性・専門性の確保、実効性の高い再発防止策の策定と迅速な実行、迅速かつ的確な情報開示を原則として示している。1は誤り。不祥事発生後の対応を定めたものであり、予防を扱うのは後に策定された不祥事予防のプリンシプルである。2は誤り。法令ではなく、自主規制機関が示した原則であり、第三者委員会の設置も一律には義務づけていない。4は誤り。迅速かつ的確な情報開示を求めており、調査が終わるまで一切の開示を控えるべきとはしていない。