【問72】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|内部通報制度の目的
危機管理体制の構築 問12/20難易度A(易しい)
問題文
内部通報制度を整備する目的として、最も適切なものはどれか。
- 1.従業員の不満を把握して通報者を特定し、組織内の不穏分子を早期に排除すること
- 2.不正を社外に知られる前に隠蔽し、外部への情報流出を未然に防ぐ体制を作ること
- 3.組織内の不正や法令違反の兆候を早期に把握して自浄作用を働かせ、被害の拡大を防ぐこと
- 4.法令上の義務を形式的に満たすことを目的とし、通報の件数が少ないほど制度が機能しているとみなすこと
解説
正解は3。内部通報制度は、組織内の不正や法令違反の兆候を早期に把握して自浄作用を働かせ、被害の拡大や、外部への告発による信用の低下を防ぐために整備する。通報しやすい環境が整ってこそ機能する。1は誤り。通報者を特定して排除するのは、通報者保護の趣旨に反する。2は誤り。不正を隠蔽するための制度ではなく、組織内で是正するための制度である。4は誤り。形式的に義務を満たすだけでは機能せず、通報が少ないことは、不正が少ないことではなく、通報しにくい状況を示している可能性がある。