【問71】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|訓練後の振り返りと改善
危機管理体制の構築 問11/20難易度B(標準)
問題文
I社は年1回の危機対応訓練を実施しているが、毎回台本どおりに進行し、参加者は事前に内容を知らされている。課題の発見という訓練の目的に照らした改善策として、最も適切なものはどれか。
- 1.シナリオを事前に知らせない形式を取り入れ、訓練後の振り返りで見つけた課題を規程等に反映する
- 2.訓練が成功と評価できるよう、毎回同じシナリオで実施し、全員が完璧に対応できるまで繰り返す
- 3.訓練中の不手際は参加者個人の評価に直結させ、人事考課にも反映して訓練の緊張感を高める
- 4.年1回で十分なので、結果の詳細な記録は取らず、次回も同じ内容で実施して手順の定着を図る
解説
正解は1。訓練は成功させることが目的ではなく、課題を発見して改善につなげることが目的である。シナリオを参加者に知らせないブラインド型の訓練を取り入れると、実際の危機に近い状況での判断力や連携の弱点が見つかりやすい。訓練後に振り返り、見つかった課題を規程やマニュアルの見直しに反映することが重要である。2は誤り。毎回同じシナリオで完璧を目指すと、新たな課題を見つけにくくなる。3は誤り。不手際を個人の評価に直結させると、課題を隠すようになる。4は誤り。結果の記録を取らず同じ内容を繰り返すと、改善につながらない。