【問69】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|クロノロジーによる情報の一元化
危機管理体制の構築 問9/20難易度B(標準)
問題文
H社の危機対策本部では、複数の担当者が個別に電話やメールで情報を受けており、同じ事実について部署ごとに異なる内容が飛び交っている。情報管理の改善策として、最も適切なものはどれか。
- 1.各担当者が得た情報を各自の判断で関係部署へ伝え、情報の流れを増やして速度を優先する
- 2.情報の集約担当を定め、時系列の記録(クロノロジー)に一元的に記録して共有する
- 3.確定した情報だけを記録することとし、未確認の情報や対応の経緯は後でまとめて記録する
- 4.記録は事後の責任追及に使われるおそれがあるため、重要な判断や指示は記録に残さず口頭で行う
解説
正解は2。複数の担当者が個別に情報を受けて伝えると、同じ事実について内容が食い違い、判断が混乱する。情報の集約担当を定め、時系列の記録(クロノロジー)に一元的に記録して本部内で共有すると、全員が同じ情報をもとに判断でき、事後の検証にも役立つ。1は誤り。情報の流れを増やすと、内容の食い違いが拡大する。3は誤り。未確認の情報も、未確認と明記して記録すべきであり、対応の経緯も後回しにせずその都度記録する。4は誤り。記録は検証や説明責任のために重要であり、重要な判断や指示を口頭だけで済ませてはならない。