【問65】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|危機対策本部の運営
危機管理体制の構築 問5/20難易度B(標準)
問題文
L社で大規模な情報漏えいの疑いが発生し、危機対策本部を設置することになった。本部の運営方針として、最も適切なものはどれか。
- 1.意思決定の公平を期すため、本部長はあらかじめ固定せず、危機ごとに構成員の多数決で決める
- 2.通常の指揮命令系統を維持したまま各部門が個別に判断し、本部は各部門の結果の集計のみを行う
- 3.関係部署の責任者全員で合議し、全員の意見が一致するまでは対応方針を決定しないこととする
- 4.原則として経営トップが本部長となり、情報を集約して迅速に決定できるよう権限を集中させる
解説
正解は4。危機対策本部は有事に設置する体制であり、原則として経営トップが本部長となり、情報を集約して迅速に意思決定できるよう権限を集中させる。本部長や構成員、役割は、規程であらかじめ定めておく。1は誤り。本部長を危機ごとに多数決で決めると、初動が遅れ、責任も曖昧になる。2は誤り。本部が判断せず各部門が個別に動くと、対応が統一されず、全体として優先順位も付けられない。3は誤り。全員一致を待つと意思決定が遅れる。本部長が責任をもって決定することが前提である。