【問63】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|文書の形骸化を防ぐ工夫
危機管理体制の構築 問3/20難易度B(標準)
問題文
危機管理マニュアルを実効性のあるものにするための方法として、適切でないものはどれか。
- 1.あらゆる事態を網羅するため、細部まで文章で記述して分量を増やし、全従業員に通読を義務づける
- 2.初動で必要な行動をチェックリストや連絡先一覧にまとめ、緊急時にすぐ参照できる形にしておく
- 3.訓練で見つかった不備や、組織変更・人事異動による連絡体制の変化を反映して、定期的に改訂する
- 4.想定外の事態に備え、マニュアルにない場面では現場が状況に応じて判断し報告できる余地を残す
解説
正解は1。マニュアルは、あらゆる事態を細かく網羅しようとして分量を増やすと、緊急時に必要な部分を探せず、読まれないまま形骸化する。必要な行動を簡潔に参照できる形にすることが重要である。したがって適切でないものとして1を選ぶ。2は適切。初動の行動をチェックリストや連絡先一覧にまとめれば、緊急時にすぐ使える。3は適切。訓練での不備や、組織変更、人事異動による変化を反映した定期的な改訂は、形骸化を防ぐ基本である。4は適切。想定外の事態ではマニュアルが通用しないことがあるため、現場が状況に応じて判断し、報告できる余地を残しておく。