【問54】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|ハインリッヒの法則
リスクと危機 問14/20難易度A(易しい)
問題文
ハインリッヒの法則に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故があり、その背後に300件のヒヤリ・ハットがあるとされる
- 2.1件の重大事故の背後には300件の軽微な事故があり、その背後に29件のヒヤリ・ハットがあるとされる
- 3.事故の大半は少数の原因から生じるとして、その原因への対策を優先すべきと説く、2対8の経験則である
- 4.異常の兆候があっても、それを平常の範囲内として処理してしまう人間の心理傾向を説く法則である
解説
正解は1。ハインリッヒの法則は、米国のハインリッヒが労働災害の統計を分析して導いた経験則で、1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故があり、さらにその背後に300件のヒヤリ・ハット(事故に至らなかった異常)があるとされる(1:29:300)。小さな異常の段階で対処することが、重大事故の予防につながる。2は誤り。29と300の位置づけが逆である。3は誤り。少数の原因が結果の大半を生むとして重点的な対策を説くのは、パレートの法則(2対8の法則)の考え方である。4は誤り。異常を平常の範囲と捉えてしまう心理傾向は、正常性バイアスの説明である。