【問48】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|計画中止に当たる対応区分
リスクと危機 問8/20難易度B(標準)
問題文
C社は、政情が不安定な海外の地域に予定していた新工場の建設について、安全の確保が難しいと判断して計画そのものを中止した。この対応にあたるリスク対応の選択肢として、最も適切なものはどれか。
- 1.リスク低減であり、現地の警備体制を強化して、被害が生じても程度を小さくする対応である
- 2.リスク回避であり、リスクを生じさせる活動そのものを開始しない、または取りやめる対応である
- 3.リスク移転であり、保険の付保や契約によって、損失の負担を他者に移す対応である
- 4.リスク保有であり、損失が生じた場合には自社で負担することを受け入れる対応である
解説
正解は2。リスクを生じさせる活動そのものを開始しない、または取りやめるという決定は、リスク回避にあたる。新工場の建設を中止すれば、現地での事故や襲撃のリスクは生じなくなる。1は誤り。警備体制を強化して被害を小さくする対応はリスク低減であり、計画自体は続行している。3は誤り。保険の付保や契約により損失の負担を他者に移す対応は、リスク移転である。4は誤り。損失が生じたら自社で負担すると受け入れる対応は、リスク保有である。なお、回避は同時に事業の機会も手放すことになるため、事業の目的との兼ね合いで選ぶ必要がある。