【問37】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|開示すべき重要な不備
コーポレートガバナンスと内部統制 問17/20難易度C(難しい)
問題文
J社(上場会社)は、期末時点の財務報告に係る内部統制の評価で、決算・財務報告プロセスに「開示すべき重要な不備」があることを把握し、期末日までに是正できなかった。内部統制報告書における経営者の評価結果として、最も適切なものはどれか。
- 1.是正が間に合わなくても、経営者が改善に努めている点を考慮して、内部統制は有効であると表明する
- 2.開示すべき重要な不備の内容と、期末日までに是正できなかった理由を記載し、内部統制は有効でないと表明する
- 3.評価結果が有効でない場合は、内部統制報告書の提出を免除され、有価証券報告書のみを提出すればよい
- 4.不備の是正の有無は監査人が判断するため、経営者は評価結果を表明せず、監査人の結論を待つ
解説
正解は2。内部統制報告書では、経営者が財務報告に係る内部統制の評価結果を表明する。開示すべき重要な不備があり、期末日までに是正されなかった場合は、その内容と、期末日までに是正できなかった理由を記載したうえで、内部統制は有効でないと表明する。1は誤り。経営者の改善への努力は、評価結果が有効でないことを変えない。有効と表明するには、期末日までの是正が必要である。3は誤り。評価結果が有効でない場合でも、内部統制報告書の提出は義務であり、免除されない。4は誤り。評価結果を表明するのは経営者の責任であって、監査人の結論を待つ仕組みではない。監査人は経営者の評価結果について意見を表明する。