【問35】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|統制の限界
コーポレートガバナンスと内部統制 問15/20難易度B(標準)
問題文
内部統制の限界に関する記述として、適切でないものはどれか。
- 1.担当者の判断の誤りや不注意、複数の担当者による共謀によって、内部統制が機能しなくなることがある
- 2.内部統制の整備と運用には費用がかかるため、費用と便益を比較して構築することが必要である
- 3.経営者が不当な目的のために内部統制を無視したり無効にしたりすると、内部統制が機能しなくなることがある
- 4.内部統制を適切に整備し運用すれば、不正や誤謬の発生を完全に防止できることが保証される
解説
正解は4。内部統制は、目的の達成について合理的な保証を提供するにとどまり、不正や誤謬を完全に防止できることを保証するものではない。したがって適切でないものとして4を選ぶ。内部統制には、判断の誤りや共謀、想定していなかった状況の変化、費用と便益の制約、経営者による無視という限界がある。1は適切。判断の誤りや不注意、複数の担当者の共謀により、有効に機能しなくなることがある。2は適切。内部統制の整備と運用には費用がかかるため、費用と便益を比較して構築する。3は適切。経営者が不当な目的のために内部統制を無視したり無効にしたりすると、機能しなくなることがある。このため、経営者の関与を監視する仕組みが重要になる。