【問32】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|内部統制の4つの目的
コーポレートガバナンスと内部統制 問12/20難易度A(易しい)
問題文
企業会計審議会が示す内部統制の基本的枠組みにおける、4つの目的の組合せとして、最も適切なものはどれか。
- 1.収益性の最大化、報告の信頼性、取引先網の拡大、役員報酬の適正化
- 2.業務の有効性及び効率性、報告の信頼性、株主還元の拡充、人材の確保
- 3.業務の有効性及び効率性、報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守、資産の保全
- 4.業務の有効性及び効率性、環境負荷の低減、事業活動に関わる法令等の遵守、資産の保全
解説
正解は3。企業会計審議会の「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」は、内部統制を、業務の有効性及び効率性、報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守、資産の保全の4つの目的の達成のために、業務に組み込まれ、組織内の全ての者によって遂行されるプロセスと定義している。2023年の基準改訂で、目的の一つは非財務情報を含む「報告の信頼性」に改められた。1は誤り。収益性の最大化、取引先網の拡大、役員報酬の適正化は、内部統制の目的として示されていない。2は誤り。株主還元の拡充や人材の確保は目的に含まれない。4は誤り。環境負荷の低減は4つの目的に含まれない。環境への配慮は、内部統制の目的ではなく、別の経営課題として扱われる。