【問19】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|マテリアリティの特定
企業の社会的責任とESG 問19/20難易度B(標準)
問題文
F社は、サステナビリティ経営を進めるために、重要課題(マテリアリティ)を特定することにした。進め方として、最も適切なものはどれか。
- 1.経営陣が社内だけで協議し、これまでの取組みの中から実施しやすいものを選んで重要課題として決定する
- 2.他社が公表している重要課題をそのまま採用し、自社の事業や価値創造との関連は検討しない
- 3.社会課題を洗い出し、ステークホルダーにとっての重要度と事業への影響を評価して優先順位を付ける
- 4.環境に関する課題だけを対象とし、人権や労働、ガバナンスの課題は優先順位の検討から外す
解説
正解は3。マテリアリティ(重要課題)の特定は、社会課題を幅広く洗い出し、ステークホルダーにとっての重要度と自社の事業にとっての重要度の両面から評価して、優先順位を付けるのが基本である。近年は、財務への影響だけでなく、事業が社会や環境に与える影響も併せて捉えるダブルマテリアリティの考え方もある。1は誤り。社内の都合だけで実施しやすいものを選ぶと、ステークホルダーの期待を反映できない。2は誤り。他社の課題の模倣では、自社の事業や価値創造との関連が示せない。4は誤り。環境に限らず、人権、労働、ガバナンスなども検討対象に含めて評価する。