【問155】社会福祉士 練習問題|官僚制の特徴と逆機能
社会学と社会システム・社会福祉調査の基礎 問5/25難易度B(標準)
問題文
官僚制に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.ウェーバーは官僚制を前近代的で非合理な支配の典型として位置づけた
- 2.ウェーバーは規則と権限の明確な階統制を官僚制の特徴として挙げた
- 3.マートンは官僚制が常に効率を高め逆機能は生じないと主張している
- 4.官僚制の逆機能とは文書主義を廃して口頭の指示を優先する傾向である
解説
正解は2。ウェーバーは官僚制を合法的支配の最も純粋な形態と位置づけ、規則による規律、明確な権限の配分、階統制的な指揮命令系統、文書による事務処理、専門的な訓練を受けた専任職員などをその特徴として挙げた。1は誤り。ウェーバーは官僚制を前近代的なものではなく、近代社会における合理的な組織形態とみなした。3は誤り。マートンは官僚制の訓練された無能力や規則への過同調といった逆機能を指摘した。4は誤り。文書主義は官僚制の順機能的特徴であり、その硬直化として生じる形式主義こそが逆機能である。本試験ではウェーバーの特徴とマートンの逆機能の区別が問われる。