【問153】社会福祉士 練習問題|デュルケームの社会的連帯とアノミー
社会学と社会システム・社会福祉調査の基礎 問3/25難易度B(標準)
問題文
デュルケームの社会的連帯とアノミーに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.機械的連帯とは分業の発達した社会で異質な個人が相互に依存する連帯である
- 2.有機的連帯とは社会的分業の進展に伴って成立する相互依存の連帯である
- 3.アノミーとは集団の規制が過剰に強まり個人が集団に埋没した状態である
- 4.デュルケームは自殺を個人の心理のみで説明できる現象として分析した
解説
正解は2。デュルケームは社会的分業論において、同質的な成員が共通の集合意識で結ばれる機械的連帯から、分業の進展により異質な個人が相互に依存し合う有機的連帯へ社会が移行すると論じた。1は誤り。分業の発達した社会で成立するのは有機的連帯であり、機械的連帯は同質性に基づく連帯である。3は誤り。アノミーは規制が過剰な状態ではなく、社会的規範が弛緩し欲望を規制できなくなった無規制状態を指す。4は誤り。デュルケームは自殺論で自殺率を社会的統合と規制の程度から説明し、社会的事実として分析した。本試験では機械的連帯と有機的連帯の方向を逆にした選択肢が頻出する。