【問151】社会福祉士 練習問題|パーソンズのAGIL図式
社会学と社会システム・社会福祉調査の基礎 問1/25難易度B(標準)
問題文
パーソンズが提唱したAGIL図式に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.AGIL図式はマートンが官僚制の逆機能を説明するために示した枠組みである
- 2.適応の機能とは成員に共通の価値を内面化させ動機を維持する働きである
- 3.AGIL図式は社会システムの存続に必要な四つの機能要件を示している
- 4.統合の機能とは環境から資源を調達し目標のために配分する働きである
解説
正解は3。AGIL図式はパーソンズが示した社会システム論の枠組みであり、システムが存続するには適応、目標達成、統合、潜在的パターン維持の四つの機能要件が満たされる必要があるとする。適応は環境から資源を調達する機能、目標達成は目標の設定と資源の動員、統合は下位システム間の調整、潜在的パターン維持は価値の内面化と緊張処理を担う。1は誤り。官僚制の逆機能を論じたのはマートンであり、AGIL図式とは別の議論である。2は誤り。価値の内面化と動機づけの維持は潜在的パターン維持の機能である。4は誤り。資源の調達と配分は適応および目標達成にかかわる機能であり、統合の説明ではない。本試験では四機能の名称と内容の対応が繰り返し問われる。