【問127】社会福祉士 練習問題|ICFの構成要素と相互作用
医学概論・心理学と心理的支援 問2/25難易度B(標準)
問題文
国際生活機能分類(ICF)の構成要素と考え方に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.生活機能は心身機能と身体構造の二つで構成され活動と参加を含まない
- 2.心身機能と活動や参加は健康状態や環境因子と相互に影響し合うとされる
- 3.環境因子は障害の要因とはならず背景因子には個人因子だけが含まれる
- 4.疾病の結果を機能障害から社会的不利へ一方向に進む過程として捉える
解説
正解は2。ICFは2001年にWHO総会で採択された分類であり、生活機能を心身機能・身体構造、活動、参加の三要素で捉え、背景因子として環境因子と個人因子を置く。これらと健康状態が一方向ではなく相互に影響し合う相互作用モデルである点が最大の特徴である。1は誤り。生活機能には活動と参加も含まれる。3は誤り。環境因子は促進因子にも阻害因子にもなり、背景因子は環境因子と個人因子の両者から成る。4は誤り。機能障害から能力障害を経て社会的不利に至る一方向の医学モデルは、前身であるICIDHの考え方であり、ICFはこれを改め相互作用モデルを採用した。本試験では、ICIDHとの違いと環境因子の位置づけが頻出である。