【問101】社会福祉士 練習問題|障害の概念とICF
障害者福祉・刑事司法と福祉 問1/25難易度A(易しい)
問題文
世界保健機関が採択した国際生活機能分類(ICF)に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.機能障害と能力障害と社会的不利という障害の三段階を示した分類である
- 2.生活機能を心身機能のみで説明し環境の要素は分類の対象から除いている
- 3.生活機能を心身機能と活動と参加で捉え環境因子との相互作用を重視する
- 4.障害を個人の疾病がもたらす結果とみる医学モデルに一元化した分類である
解説
正解は3。ICFは2001年に世界保健機関の総会で採択され、心身機能・身体構造、活動、参加という三つの次元からなる生活機能を、健康状態と背景因子(環境因子・個人因子)との相互作用として捉える。1は誤り。機能障害・能力障害・社会的不利の三段階は、ICFの前身である1980年のICIDH(国際障害分類)が示した障害構造である。2は誤り。ICFは物的環境、人的支援、制度やサービスといった環境因子を独立した構成要素として分類しており、心身機能のみで説明する枠組みではない。4は誤り。ICFは医学モデルと社会モデルを統合した統合モデルに立ち、障害を個人の疾病の帰結のみに帰さない。本試験では、ICIDHとICFの構成要素の対応関係が繰り返し問われる。