【問57】社会福祉士 練習問題|成年後見人の職務と居住用不動産の処分
権利擁護を支える法制度 問7/25難易度B(標準)
問題文
成年後見人の職務に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.成年後見人は本人の介護を自ら行うことが職務として義務づけられている
- 2.成年後見人は本人に代わって婚姻や養子縁組の意思表示をすることができるとされる
- 3.成年後見人が本人の居住用不動産を処分するには家庭裁判所の許可を要する
- 4.成年後見人の職務は財産管理に限られ身上保護は職務に含まれていない
解説
正解は3。民法は、成年後見人が成年被後見人に代わってその居住の用に供する建物またはその敷地について、売却、賃貸、賃貸借の解除または抵当権の設定その他これらに準ずる処分をするには、家庭裁判所の許可を得なければならないと定める。住まいは本人の生活の基盤であり、慎重な判断を求める趣旨である。1は誤り。成年後見人の職務は法律行為に関する事務であり、現実の介護行為は含まれない。2は誤り。婚姻や養子縁組などの身分行為は代理になじまず、本人自身が行う。4は誤り。成年後見人は財産管理とともに、生活や療養看護に関する事務すなわち身上保護を職務とする。本試験では、居住用不動産の処分と身上保護の範囲が問われる。