【問26】社会福祉士 練習問題|社会保障の定義と機能
社会保障 問1/25難易度A(易しい)
問題文
社会保障の機能に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.社会保障の機能は貧困者への事後的な救貧に限られ防貧の機能は含まれない
- 2.所得再分配は同一所得階層の間でのみ行われ階層間の所得移転は含まれない
- 3.社会保障は景気変動に対して何ら働きをもたず経済安定の機能はもたない
- 4.生活安定・向上機能のほか所得再分配機能と経済安定機能を果たしている
解説
正解は4。1950年の社会保障制度審議会勧告以来、社会保障は国民の生活を保障する仕組みとして位置づけられ、今日では生活安定・向上機能、所得再分配機能、経済安定機能という三つの機能をもつと整理されている。生活安定・向上機能は傷病や失業、加齢などの生活上のリスクに対応して生活を支える働きである。1は誤り。社会保険は事前の拠出によりリスクに備える防貧の仕組みであり、生活保護のような事後的な救貧に限られない。2は誤り。所得再分配には高所得層から低所得層への垂直的再分配のほか、同一階層内での水平的再分配も含まれ、階層間の移転を欠くわけではない。3は誤り。雇用保険の失業等給付や年金給付は不況期に可処分所得を下支えし、景気変動を緩和する自動安定化装置として働く。本試験では三つの機能の名称と内容の対応が繰り返し問われる。