【問1】社会福祉士 練習問題|社会福祉の概念 ウェルフェアとウェルビーイング
社会福祉の原理と政策 問1/25難易度A(易しい)
問題文
社会福祉におけるウェルフェアとウェルビーイングの概念に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.ウェルフェアは自己実現を含む生活全体の質の向上を第一に志向する概念である
- 2.ウェルビーイングは身体的精神的社会的に良好な状態を包括的に示す概念である
- 3.ウェルビーイングは救貧的で事後的な保護を中心に据えた狭義の概念とされる
- 4.ウェルフェアとウェルビーイングは完全な同義語であり使い分けは存在しない
解説
正解は2。ウェルビーイングは、世界保健機関憲章が健康を身体的精神的社会的に完全に良好な状態と定義したことに代表されるように、単に問題がない状態ではなく生活全体が良好であることを積極的に示す概念である。日本でも児童福祉分野などで、保護中心のウェルフェアから権利保障と自己実現を志向するウェルビーイングへという転換が語られてきた。1は誤り。自己実現を含む積極的な良好状態を志向するのはウェルビーイングであり、ウェルフェアではない。3は誤り。救貧的で事後的な保護という狭義の性格は、ウェルビーイングではなくウェルフェアに結びつけて語られる。4は誤り。両者は重なりつつも力点が異なる概念であり、意識的に使い分けられている。本試験では、二つの語の力点の違いを入れ替えた選択肢が繰り返し出題される。