【問177】教員採用試験 一般教養 練習問題|慣用句・ことわざの意味
一般教養 問2/25難易度B(標準)
問題文
ことわざ「情けは人の為ならず」の意味として最も適切なものはどれか。
- 1.他人に情けをかけるとその人の自立を妨げ結局は害になるという意味
- 2.情けをかける相手は選ぶべきで誰にでもかけてはならないという意味
- 3.他人にかけた情けはめぐりめぐって自分に返ってくるという意味
- 4.情けは人に見せるものではなく心の中に秘めるべきだという意味
解説
正解は3。この「ならず」は打消しの助動詞「ず」に断定の「なり」が続いた形で、「人の為ならず」は「その人のためだけではない」の意である。したがって、他人にかけた情けは回り回って自分に返ってくるのだから、進んで人に親切にせよという教えになる。1は誤り。相手を甘やかして自立を妨げるという解釈は本来の意味とは逆で、近年広がった誤用として国語施策の調査でも指摘されている代表例である。2は誤り。情けをかける相手を選べという趣旨はこのことわざには含まれない。4は誤り。善行を人目に触れさせないという趣旨は陰徳を説く別の言い回しであり、このことわざの意味ではない。本試験では誤用が広まった慣用句の本来の意味を問う形式が定番である。