【問125】教員採用試験 教職教養 練習問題|カウンセリングの理論
教育心理 問25/25難易度B(標準)
問題文
カウンセリングの理論と技法に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.ロジャーズは来談者の問題を診断し具体的な助言を与えることを重視した
- 2.来談者中心療法では受容と共感的理解および自己一致が重視される
- 3.行動療法は無意識の葛藤の洞察を中心的な目標とする技法の総称である
- 4.系統的脱感作法は精神分析の理論に基づいて開発された技法である
解説
正解は2。ロジャーズは、人には自ら成長する力が備わっているという人間観に立ち、来談者中心療法を提唱した。援助者に求められる条件として、来談者を無条件に肯定的に受け入れる受容、来談者の内的な枠組みに沿って理解しようとする共感的理解、援助者自身が自分の感情に気づき偽らない自己一致の三つを挙げた。1は誤り。ロジャーズの立場は非指示的と呼ばれ、診断や助言によって援助者が方向を与えることを重視しない。3は誤り。無意識の葛藤の洞察を目標とするのは精神分析の系譜であり、行動療法は学習理論に基づいて不適応行動そのものの変容を図る技法群である。4は誤り。系統的脱感作法はウォルピが行動療法の枠組みで開発した技法で、リラックスした状態を保ちながら不安を喚起する場面に段階的に慣れさせるものである。本試験では、三条件の名称と行動療法の技法の帰属が問われる。