【問101】教員採用試験 教職教養 練習問題|ピアジェの認知発達段階
教育心理 問1/25難易度A(易しい)
問題文
ピアジェの認知発達段階説に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.感覚運動期の乳児は身体的な活動を通じて外界を認識し対象の永続性を獲得する
- 2.前操作期の幼児は複数の視点を統合して物事を客観的に捉えることができる
- 3.具体的操作期の児童は現実から離れた仮説について演繹的に推論することができる
- 4.形式的操作期に入ると見立て遊びが始まり象徴機能が急速に発達する
解説
正解は1。ピアジェは認知発達を感覚運動期(およそ0〜2歳)、前操作期(2〜7歳)、具体的操作期(7〜11歳)、形式的操作期(11歳以降)の4段階に区分した。感覚運動期の乳児は見る・つかむ・吸うといった感覚と運動の協応によって外界を把握し、この時期の終わりに、見えなくなった対象も存在し続けるという対象の永続性を獲得する。2は誤り。前操作期は自己中心性が強く、他者の視点に立って物事を捉えることが難しい段階であり、視点の統合は具体的操作期以降の課題である。3は誤り。現実から離れた仮説を立てて演繹的に推論する仮説演繹的思考は形式的操作期の特徴であり、具体的操作期の思考は具体物に支えられている。4は誤り。見立て遊びに代表される象徴機能の発達は前操作期の特徴である。本試験では、各段階の名称とその代表的特徴の組合せを入れ替えた形で問われることが多い。