【問185】管理業務主任者 練習問題|防犯に配慮した共同住宅の設計
建築設備 問25/25難易度C(難しい)
問題文
甲マンションの管理組合が防犯カメラやオートロックシステムの更新を検討するにあたり、防犯に配慮した共同住宅の設計の考え方について管理業者Bの担当者に確認した。担当者の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.防犯対策の基本はオートロックシステムの導入のみであり、共用部分の照明や見通しの確保、防犯カメラの設置などは補助的なものにすぎず重視する必要はないと説明した。
- 2.防犯カメラは共用玄関などの出入口にのみ設置すれば十分であり、エレベーターのかご内や駐車場、自転車置場などには設置を検討する必要はないと説明した。
- 3.防犯に配慮した共同住宅の設計では、共用玄関など利用頻度の高い部分の見通しを確保して死角を減らし、複数の防犯設備を組み合わせることが重要であると説明した。
- 4.インターホンは来訪者の映像を確認する機能を持たない音声のみの設備であることが前提とされており、映像を確認できるインターホンへの更新は防犯対策として位置付けられておらず不要であると説明した。
解説
正解は3。防犯に配慮した共同住宅の設計に関する考え方では、共用玄関や共用メールコーナー、エレベーターホールなど利用頻度の高い共用部分について、植栽や設備の配置によって死角となる場所を減らし、見通しを確保することが基本とされる。そのうえで、オートロックシステムによる部外者の侵入抑止、来訪者を映像で確認できるインターホン、共用玄関や駐車場・自転車置場などに設置する防犯カメラといった複数の設備を組み合わせることで、部外者の侵入を発見・抑止しやすい環境をつくることが重要である。1は誤り。オートロックシステムだけで防犯対策が完結するものではなく、見通しの確保や防犯カメラの設置なども重要な要素である。2は誤り。防犯カメラは共用玄関だけでなく、死角になりやすいエレベーターのかご内や駐車場、自転車置場なども設置を検討すべき箇所とされる。4は誤り。近年は来訪者の映像を確認できるインターホンへの更新が防犯対策として広く行われている。本試験では、防犯設備を単体ではなく組み合わせて活用する考え方と、死角の解消という設計上の視点が問われる。