【問150】ITパスポート 練習問題|IoTとエッジコンピューティング
コンピュータシステムとハードウェア 問20/20難易度B(標準)
問題文
多数のIoTデバイスが生み出すデータの扱いについて、エッジコンピューティングを採用する主な狙いはどれか。
- 1.すべてのデータをいったんクラウドに集約してから解析することで、通信量を減らす。
- 2.デバイスの識別子を暗号化し、正規でない機器がネットワークに接続するのを防ぐ。
- 3.デバイスの近くに置いた機器で処理を行い、通信の遅延とネットワークの負荷を抑える。
- 4.使用しない時間帯にデバイスの電源を落とし、待機中の消費電力を削減する。
解説
正解は3。エッジコンピューティングは、IoTデバイスの近く、すなわちネットワークの端(エッジ)に処理を行う機器を置き、そこでデータの選別や一次処理を済ませてしまう考え方である。集めたデータをすべてクラウドへ送らずに済むので、通信量とクラウド側の負荷が減り、結果が返るまでの遅延も小さくなる。工場の設備制御や自動運転のように、その場で素早い判断が求められる用途に向いている。1は誤り。すべてのデータをクラウドに集めてから処理するのは従来のクラウド集中型の考え方で、通信量はむしろ増える。2は誤り。正規でない機器の接続を防ぐのはセキュリティ対策の話であり、処理をどこで行うかという配置の考え方とは別である。4は誤り。省電力のための運用の工夫であって、エッジコンピューティングの目的そのものではない。データを処理する場所をどこに置くかを問う用語である点を押さえておきたい。