【問23】ITパスポート 練習問題|請負契約と準委任契約の違い
企業活動と法務 問23/25難易度B(標準)
問題文
要件が固まっていない段階の技術支援を外部の専門家に委託したい。成果物の完成ではなく、善良な管理者の注意をもって業務を遂行することを求める契約はどれか。
- 1.請負契約
- 2.労働者派遣契約
- 3.準委任契約
- 4.雇用契約
解説
正解は3。準委任契約は、法律行為以外の事務の処理を委託する契約であり、受任者は善良な管理者の注意をもって委託された業務を遂行する義務(善管注意義務)を負うが、原則として仕事を完成させる義務は負わない。要件が固まらない段階の調査や技術支援、運用保守などに適している。1は誤り。請負契約は仕事の完成を目的とする契約であり、請負人は成果物を完成させる義務を負う。引き渡した目的物が契約の内容に適合しない場合は契約不適合責任を負い、注文者は修補、代金の減額、損害賠償などを求めることができる。2は誤り。労働者派遣契約は労働者を派遣し、派遣先の指揮命令の下で働かせる契約であり、業務そのものを委託するものではない。4は誤り。雇用契約は、使用者の指揮命令に従って労働に従事し、その対価として賃金を受け取る契約である。ITパスポートでは、完成義務の有無と指揮命令の所在という二つの観点で契約形態を見分けられるようにしておきたい。