【問155】情報・サイバーセキュリティ初級 練習問題|ハッシュ値による改ざん確認
ネットワークと暗号の基礎 問15/20難易度B(標準)
問題文
ソフトウェアの配布元が、ファイルのハッシュ値を公開している。ダウンロードしたファイルが改ざんされていないかを確認する方法として、最も適切なものはどれか。
- 1.ダウンロードしたファイルを圧縮し、圧縮後のファイルサイズが公開値と同じか比べる
- 2.ダウンロードしたファイルの更新日時が、配布元に表示された日時と同じか比べる
- 3.ダウンロードしたファイルから同じ方式でハッシュ値を計算し、公開値と一致するか比べる
- 4.公開されているハッシュ値から元のファイルを復元し、内容を見比べる
解説
正解は3。ハッシュ関数は、データから固定長の値(ハッシュ値)を計算する関数で、データが1ビットでも異なれば、ハッシュ値は大きく変わる。そのため、配布元が公開するハッシュ値と、ダウンロードしたファイルから同じ方式(たとえばFIPS 180-4で規定されるSHA-256)で計算した値を比べ、一致すれば、改ざんや破損がないと判断できる。比較する値は、配布元の公式サイトなど、信頼できる経路で入手する必要がある。1は誤り。圧縮後のファイルサイズは、内容が異なるファイルでも同じになりうるため、確認にならない。2は誤り。更新日時は簡単に書き換えられ、内容の同一性を保証しない。4は誤り。ハッシュ関数は一方向性をもち、ハッシュ値から元のファイルを復元することはできない。