【問137】情報・サイバーセキュリティ初級 練習問題|ファイル削除後も復元できる理由
コンピュータの基礎 問17/20難易度B(標準)
問題文
ごみ箱を空にしたファイルが、データ復元ソフトで復元できてしまうことがある理由として、最も適切なものはどれか。
- 1.削除の操作では場所を示す管理情報が消えるだけで、データ本体は上書きされるまで残るから
- 2.ごみ箱を空にしても、ファイルは必ずインターネット上のサーバへ自動的に退避されるから
- 3.削除されたファイルは、パソコンの電源を入れ直すたびに自動的に元の場所へ戻されるから
- 4.ファイルを削除すると、データはすべてCPUのキャッシュメモリへ移されて安全に保管されるから
解説
正解は1。ファイルシステムの標準的な仕組みでは、ファイルを削除すると、OSはファイルの名前や保存場所を記録した管理情報を使えない状態にするだけで、データ本体のあった領域はすぐには消去されない。その領域が新しいデータで上書きされるまでは内容が残っており、復元ソフトで読み出せることがある。機器の廃棄や譲渡の前には、削除やクイックフォーマットでは不十分であり、専用ソフトによる上書き消去や暗号化消去、物理的な破壊などの措置が必要である。2は誤り。削除したファイルが自動的にクラウドなどへ退避される標準の仕組みはない。3は誤り。削除したファイルが電源の入れ直しで元に戻ることはない。4は誤り。キャッシュメモリは小容量の一時的な記憶であり、削除されたファイルの保管場所ではない。